30歳からのプログラミング

30歳無職から独学でプログラミングを開始した人間の記録。

npm

npm パッケージ はどのように利用されるのか

npm パッケージは、Node.js アプリによって使用されるだけでなく、モジュールバンドラがバンドルを行う際に使用されたり、CDN 経由でブラウザから使用されたりする。 この記事ではそれぞれのケースにおいて、npm パッケージとして配布されるファイルのうち、…

Yarn のワークスペースの初歩

Yarn にはワークスペースという機能があり、これを使うとひとつのリポジトリで複数の npm パッケージを開発できるようになり、効率的に作業を進められるようになる。 この記事の内容は、Yarn のv1.22.4で動作確認している。 シンボリックリンクが作られ、パ…

TypeScript の型定義ファイルの探索アルゴリズム

npm パッケージは基本的に、JavaScript ファイルで配布されている。TypeScript で開発しているパッケージであっても、JavaScript にビルドしたものを配布している。 そのため、型定義ファイルによって型付けしないと、インポートした際にモジュール全体がany…

npm link で OSS 活動の効率を上げる

npm

npm にはlinkというコマンドが用意されており、これを使うことで npm パッケージの開発効率が上がる。 既存のパッケージに手を加えた際の動作確認にも使えるので、OSS 活動の効率も上がる。 この記事では、npm linkの仕組みと、それをどのように利用できるの…

npm パッケージを CLI ツールとして機能させる仕組みについて

npm パッケージのなかには、CLI ツールとしての機能を持っているものがある。 ESLint や Mocha、Jest などは、多くの人が使っていると思う。 この記事では、それらのパッケージがどのようにして CLI ツールとして機能しているのか、その仕組みについて説明す…

package.json の resolutions を使って依存パッケージのバージョンを指定する

package.jsonのresolutionsフィールドを使うことで、依存ツリーの深い部分にあるパッケージのバージョンを固定することが可能になる。 現在のところ Yarn でのみ使える機能だが、サードパーティが公開しているライブラリを使うことで npm でも使えるようにな…

package.json やロックファイルによるパッケージの依存関係の管理

この記事では、npm installやnpm ciを実行したときにどのようにパッケージがインストールされるのか、依存パッケージにバージョンのコンフリクトが発生した際にどのように処理されるのか、などを見ていく。必要に応じて Yarn での挙動にも触れる。 動作確認…

standard-version と commitlint で npm パッケージのリリース管理を省力化する

standard-versionというライブラリを使うことで、リリース管理に伴う作業のいくつかを自動化できる。 具体的には以下の内容。 package.jsonのversionフィールドの値の更新 CHANGELOG.mdの更新 更新したpackage.jsonとCHANGELOG.mdのコミット Git のタグを打…

郵便番号で住所を検索できる npm パッケージ Ken All を公開した

パッケージ名はken-all。 github.com 郵便番号を渡すと、該当する住所を値として持つpromiseオブジェクトを返す。 import KenAll from 'ken-all'; // [['東京都', '千代田区', '大手町']]; KenAll('1000004').then(res => console.log(res)); 詳しい使い方は…

TypeScript で npm パッケージを作る

TypeScript で書いたプログラムを npm パッケージとして配布する手順を書いていく。 まだ npm パッケージの配布をしたことがない人を、想定読者としている。 よりよい書き方、詳細な設定、は措いておき、まずは最低限の要件を満たすものを作り上げる。 今回…

パブリッシュしていない npm ライブラリをプロジェクトで使う方法

社内プロジェクトなどで、共通の処理をライブラリとして切り出したいが、そのライブラリもクローズドにしたいのでパブリッシュできない。というケースを想定している。 package.jsonは、ライブラリのGitリポジトリのパスを指定することも出来るので、それを…