30歳からのプログラミング

30歳無職から独学でプログラミングを開始した人間の記録。

読書

『AWSネットワーク入門 第2版』を読んだ

AWS でネットワークを構築しウェブサーバを公開する手順を解説した入門書。 丁寧かつ簡潔な説明で、初心者でもスムーズに進めていくことができる。 tatsu-zine.com Kubernetes を勉強していた時、ローカル環境である程度動かすことができたので、次はより実…

『Software Design 2022年1月号』の「TerraformではじめるAWS構成管理 インフラを自動で構築&コードで管理」を読んだ

Terraform 何も分からん、取り敢えず概要を知りたいなと思い、手に取った。 雑誌の特集のひとつであるためコンパクトであり(41 ページ)、手っ取り早く雰囲気を掴むのにちょうどよかった。 gihyo.jp 私のような初心者を対象としていると思われ、かなり初歩…

『Cプログラミング入門以前 [第3版]』を読んだ

プログラミングを学び始める前に押さえておくべき基礎知識を学べる一冊。 コンピュータやプログラムが動く仕組みをちゃんと理解しなければいけないと感じており、その一環で読んだ。 tatsu-zine.com 著者が執筆した『基礎からわかるTCP/IP ネットワークコン…

『なるほどUnixプロセス―Rubyで学ぶUnixの基礎』を読んだ

Unix プロセスとはどのようなもので、どのような特徴を持つのか、平易な文章と簡潔なコードを使って解説していく一冊。 tatsu-zine.com プロセスID、プロセスの親子関係、標準ストリームといった、プロセスに関する基本的な概念について説明していきながら、…

『Software Design 2023年4月号』の「x86やArmって何? 一度は学んでおきたいCPUのしくみ」を読んだ

CPU について学ぶ初歩的な教材としてよさそうと思い、手に取った。 期待した通り、平易な内容で程よくコンパクトにまとまっており、読みやすかった。 gihyo.jp CPU はレジスタや ALU から構成されること、CPU は0と1で構成される機械語しか理解できないため…

『ゾンビスクラムサバイバルガイド 健全なスクラムへの道』を読んだ

スクラムのように見えるがスクラムではない、機能していないスクラムを「ゾンビスクラム」と名付け、なぜそれが発生するか、いかにそこから回復すべきかを説いた一冊。 ゾンビスクラムという、上手くいっていない状態を題材にすることで、本来はどうあるべき…

『熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理』を読んだ

「リスク」をどのように捉え、どのように向き合っていくべきなのか説いた一冊。 用語や概念の整理をしつつ、具体的にどのように取り組むべきかを論じていく。 2003 年頃に出版されたということもあってか、ソフトウェアの受託開発を念頭に置いた説明が多いが…

『UNIXという考え方―その設計思想と哲学』を読んだ

UNIX やそのツールはどのような考えに基づいて作られているのか解説した本。 UNIX が開発されていくなかで培われていった文化や考え方について書かれている。 www.ohmsha.co.jp UNIX が具体的にどのように動いているのかではなく、 UNIX はなぜそのように動…

『優れた技術者の集まる会社にする方法 ソフトウェア開発者採用ガイド』を読んだ

前回読んだ『Joel on Software』の Joel Spolsky が、ソフトウェア開発者の採用について論じた一冊。 自身が優秀な開発者であり経営者でもある Joel が、多くのソフトウェア開発者が採用に対して何となく感じていることを平易な文章で明快に説明していく。 …

『Joel on Software』を読んだ

Microsoft での勤務経験を持ち Stack Overflow の創業者でもある Joel Spolsky によるエッセイ集。 Joel は自身が運営するウェブサイト Joel on Software で多数の記事を公開しており、その一部を掲載したのが本書。 ひとつひとつの章がかなり短い(長いもの…

『図解即戦力 Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書』を読んだ

Amazon Web Services(以下 AWS)の入門書。 AWS やその前提となる知識について、非常に平易に解説している。理解を促すための図も豊富で、分かりやすい。 AWS を学ぶ最初の一冊としてオススメ。 gihyo.jp AWS が提供しているサービスは多岐に渡り、独自の用…

『THE MODEL』を読んだ

「科学的な営業」に興味があり、その分野の定番のひとつである『THE MODEL』を読んだ。 どのように営業プロセスを構築し機能させるのかについてコンパクトにまとまっているので、特に BtoB SaaS を提供している企業で働いている開発者は、一度読んでおくとよ…

『仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん』を読んだ

今まで読んできた Docker の入門書や入門記事のなかで一番分かりやすく、ようやく Docker に入門できた気がする。 Docker を学ぼうとして何度も挫折してきた人におすすめ。 本書の「はじめに」に書かれている通り入門者をターゲットにしており、それを徹底し…

『コンピュータシステムの理論と実装』を読んだ

「コンピュータが動いている仕組みを知りたい? だったら実際に作ってみるのが一番!」というわけで実際にコンピュータを作っていく、他に類を見ない一冊。 単純な電子回路から始まってアプリケーションソフトウェアの開発まで行うので、各論よりもまずは全…

プログラミングを独学する上で実際に役に立った本

この記事を書いた文脈 みんな自分が好きな「おれはこれで独学した、文句あるか」記事を定期的に書いてこう— keiichiro shikano λ♪ (@golden_lucky) 2021年1月7日 twitter.com みなさんもぜひ思い出書いてみて欲しい。 https://t.co/ZqomOZD6Ob— V (@voluntas…

『DNSをはじめよう ~基礎からトラブルシューティングまで~ 改訂第2版』を読んだ

DNS の入門書。かなり初歩的な内容で説明も丁寧なので、初心者でも問題なく読み進められる。 mochikoastech.booth.pm 必要な前提知識はほとんどなく、ウェブ開発に関する仕事をしたことがある人なら、誰でも読めると思う。 図や事例が豊富で、理解しやすい。…

『プログラミングTypeScript』を読んだ

非常によかった。TypeScript をきちんと学びたいという人は、是非読んだほうがいい。 ネットだとどうしても断片的な知識しか得られないが、本書を読むことで網羅的に学ぶことができる。 www.oreilly.co.jp 翻訳も素晴らしく、まったく問題なく読める。 現在…

『GitHub Actions 実践入門』を読んだ

タイトル通り、GitHub Actions の入門書。いわゆる技術同人誌で、商業出版されたものではない。 「技術書典 応援祭」で、電子版と紙版のセットを買った。 techbookfest.org 「技術書典 応援祭」は既に終了しているが、電子版は今も BOOTH で買える。 booth.p…

『ハイパフォーマンス ブラウザネットワーキング』を読んだ

ウェブに関するネットワーク技術について網羅的に扱った書籍。 TCP や UDP のようなトランスポートプロトコルの話から、WebSocket や WebRTC のようなブラウザで使える API まで、幅広く扱っている。 www.oreilly.co.jp 読書メモは Gist に置いた。 『ハイパ…

『白と黒のとびら オートマトンと形式言語をめぐる冒険』を読んだ

オートマトンの世界に触れることが出来る技術書、ではなくて、ファンタジー小説。 今年はいろいろとよい本を読めたが、これも非常によかった。 本当によく出来ていて、物語と学習が高度に融合している。 以下の出版社のサイトで、プロローグと1章が無料で公…

『基礎からわかるTCP/IP ネットワークコンピューティング入門 第3版』を読んだ

ネットワークの勉強のために読んだ。 www.ohmsha.co.jp 勉強したい分野の一つにネットワークがあり、何かよい本はないかと探していたとき、以下のツイートが流れてきた。 TCP/IPをコンピューターの側面から理解したい人にはしつこく『基礎からわかるTCP/IP …

『WEB+DB PRESS Vol.113』の「体験 ドメイン駆動設計 モデリングから実装までを一気に制覇」を読んだ

ドメイン駆動設計(以下 DDD)に関心があるので読んでみた。 私のような初心者にも分かりやすい内容だったので、DDD に興味を持ったけど挫折した、という人は読んでみるといいと思う。 gihyo.jp DDD に関心を持ったキッカケはよく覚えていて、今年の2月。 SP…

『アルゴリズム図鑑 絵で見てわかる26のアルゴリズム』を読んだ

プログラマとしての基礎体力をつける、が今の関心事なので、アルゴリズムとデータ構造についても勉強しようと思っている。 その第一歩として、評判のよかった本書を読んだ。評判通りの良書だった。 www.shoeisha.co.jp Apple の「Best of 2016」の一つにも選…

『TCP/IPの絵本 第2版 ネットワークを学ぶ新しい9つの扉』を読んだ

ネットワークについて(も)勉強しようと思っており、手始めに読んだ。 www.shoeisha.co.jp 「○○の絵本」というシリーズで既に何冊も出版されており、以前『UNIXの絵本』を読んだことがある。 シリーズに共通しているのだと思うが、見開き2ページで1セクショ…

『Software Design 2019年6月号』の「思わず実践したくなるシェル&シェルスクリプト」を読んだ

初心者向けに書かれているので、読みやすかった。 コマンドがファイルとして定義されていることすら知らないレベルだったので、勉強になった。 分かっているようで分かっていなかった「パスを通す」の意味も分かったし。分かってしまえば、なんで分からなか…

『オブジェクト指向設計実践ガイド ~Rubyでわかる 進化しつづける柔軟なアプリケーションの育て方』を読んだ

SPAをフルスクラッチで作ることになり、設計に対して関心が高まっていた。いきなりドメイン駆動設計は厳しいしそもそもオブジェクト指向についてよく分かっていないので、ネット上で評判がよかった本書を読んだ。 サンプルが Ruby で書かれているのも、選ん…

『プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで』を読んだ

仕事で多少 Rails を触る機会があったが、そもそも Ruby を理解していないとダメだなと感じて、本書を読んだ。 gihyo.jp とても分かりやすく、Ruby に対する理解が深まった。 ちゃんと説明しているのがよい。 入門者向けだからと誤魔化さず、言語仕様につい…

『WEB+DB PRESS Vol.107』の「実践CircleCI」を読んだ

職場にあったので何となく目を通してみたら、思ったより初歩から説明してあったのでちゃんと読むことにした。 gihyo.jp CircleCI、というかCIについてはほとんど何も知らないレベルだったが、ちゃんと入っていけた。 最後のほうは流し読みだから大した知識は…

『RubyでつくるRuby ゼロから学びなおすプログラミング言語入門』を読んだ

タイトル通り、Rubyを使ってRubyインタプリタを作っていく面白いテーマの本。 プログラミング初心者も対象読者に入っているため、非常にコンパクトにまとまっており、140ページ程度でインタプリタを作れる。 RubyでつくるRuby ゼロから学びなおすプログラミ…

『Team Geek ――Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか』を読んだ

同僚に借りて読んだ。 ソフトウェア開発者を対象に、チームのなかでどのように振る舞うべきか、どのようなチームにしていけばいいのか、チームを守るために何をすべきか、チームリーダーの役割とは、といったものを説いていく。 非常に有名な本で、自分もタ…